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高峰譲吉

高峰譲吉を30秒で知ったかぶるためのガイド。胃腸薬の『タカヂアスターゼ』の「タカ」は、発明者・高峰譲吉の高。麹のカビから取り出した消化酵素で、『吾輩は猫である』にも薬の名で出てくる
高峰譲吉の肖像
🔬 科学
1854-1922
高峰譲吉(たかみね じょうきち)
高峰譲吉の決めゼリフ:胃腸薬の『タカヂアスターゼ』の「タカ」は、発明者・高峰譲吉の高。麹のカビから取り出した消化酵素で、『吾輩は猫である』にも薬の名で出てくる
📌 30秒で分かる中身
越中高岡(富山)に生まれ、翌年に父の勤めで加賀・金沢へ移り育った化学者・実業家。工部大学校を出てイギリスに学び、1884年の万国博覧会でアメリカへ渡り、現地で結婚してそのまま移り住んだ。1894年、麹のカビからデンプンを分解する酵素を取り出して「タカヂアスターゼ」と名付け特許を取得。1900年には助手の上中啓三とともに、ウシの副腎からアドレナリンを世界で初めて結晶として取り出した。その特許品を扱った日本の三共が1913年に株式会社となる際、初代社長に迎えられた。理化学研究所の設立を唱えた一人でもあり、ワシントンへの桜でも動いた。生まれと育ちで県が違い、高岡市と金沢市の両方が顕彰している。
✅ 使える知識
ドラッグストアや薬の話題、麹・発酵・日本酒の話題で使える。「日本のバイオテクノロジーの父」と呼ばれる理由が、麹という和のカビを西洋の産業と医薬に持ち込んだところにあると説明できると強い。春にワシントンの桜のニュースが流れた時にも効く。
⚠️ 注意点
「三共を創業した人」と言うと外れる。会社を始めたのは塩原又策で、高峰は特許を預けて売ってもらった側、1913年の株式会社化で初代社長に迎えられた。ワシントンの桜を「高峰が贈った」と言うのも不正確で、贈り主の名義は東京市。高峰は話をまとめ、最初の分の費用を引き受けた側だ。
💣 これだけは言うな地雷
「アドレナリンは日本人が見つけたのに、人種差別でアメリカにエピネフリンと名前を奪われた」——これを事実として言い切るのは危ない。米国で一般名がエピネフリンになった大きな理由は、高峰の結晶を売っていたパーク・デービス社が「アドレナリン」を商標として押さえていたことで、そのため一般名の側にはアベルが先に使っていた造語が回った、という商標の事情が絡む。もう一つ、副腎から実際に結晶を取り出したのは助手の上中啓三で、その手順は本人の実験ノートに残っている。高峰ひとりの手柄として話すのも実像とズレる。
🕰 同じ頃を生きた人
高峰譲吉(1854-1922)と、同じ頃を生きた人を生まれた年の順にならべた帯グラフ
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最終更新: 2026-09-01
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